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リーダーシップとは何か

 昨年のコラムで、危機対応の初動としてリスクとリターンの
見極めが大切である旨書かせて頂きましたが、一年が経ち、
概ねの状況が見えてきた現段階で求められるのは、「リーダー
シップ」であると考えます。
 辞書にあたれば「指導力、統率力」などという言葉に置き換え
られますが、企業経営で代表者にリーダーシップがなければ、
会社は傾き、利害関係者からの信頼を失い、最終的には
その地位を追われることになります。また、これはオーナー
経営者でも同じことです。
 では、指導力や統率力とは何か。それは、利害調整力に
他なりません。組織や集団は本来、利害が一致しない人も
たくさん含まれます。それをいかに同じ方向に向かせるか。
インセンティブを与えるのも一つの方法ですし、罰や脅しに
よって従わせる方法もあるでしょう。

 しかし、本質的に最も重要なことは「筋が通っているか」です。
なぜなら、利害調整には合理性のあるロジックによる「納得感」
が必須だからです。
 リストラを遂行する経営者が、自らの報酬を返上していれば、
対象者もまだ聞く耳を持つでしょうが、報酬を上げていれば
どうでしょうか。

 翻って日本政府の体たらくです。政治家にオーナー経営者の
ような権限がないことは百も承知ですが、ここまでの経緯を
見る限り、あまりにもお粗末としか言いようがありません。

 お粗末なリーダーはどうなるか、、、選挙が楽しみです。

税理士・公認会計士
大塚祐介

アフターコロナを見据えて

 新型コロナの影響が社会に出始めて概ね1年が経ちました。
その間に東京オリンピックは延期になり、総理大臣が交代し、
どういうわけか株価は3万円を超え、非対面コミュニケーションが
主流となるなど様々な変化が社会に生じた1年間になりました。

 もはや緊急事態宣言は、解除をもって飲み会をしても良い、
という誤った基準と化し、庶民のストレスはたまる一方です。
 明日が見えない方もたくさんいらっしゃる中で、あえて申し上げ
ることがあるとすれば、こういった状況の中でもあきらめずに、
そしてくさらず前向きに取り組んだ者だけに、明日がある、
ということです。

 やまない雨はないのです。でも諦めたらそこで試合終了なのです。
 月並みですが、命があれば、明日がある。リスクのある方には
本年中にはワクチンがいきわたるでしょう。そうなれば必要以上に
委縮せず、従来の生活を取り戻せばよいと思います。
 問題は、皆がそう思うかということです。そういったところに、
政治やマスコミは頑張ってほしいと思います。

 お客様から例年夏場にゴルフコンペ(及び前夜祭)にお招き頂く
のですが、昨年は断腸の思いで中止にされたところ、今年は年明け
早々に「今年はただのゴルフコンペになっちゃう(前夜祭はできない)けど、ゴルフは必ずやるから来てね」と仰られ、
経営者としての矜持を見た思いがしました。

 リスクをとらないのが日本人の特性といえばそれまでですが、
それだけではこのご時世、勝ち残れないのではと思います。

税理士・公認会計士 大塚祐介

ワニリストに登録

 半沢直樹フィーバーに沸いた下半期でした。社内外のクソ野郎
どもに「倍返し」を決める痛快さが大きな反響を呼んだのは
まだまだ記憶に新しいところです。

 しかし、現実世界はなかなかこうはいきません。まず、実際に
倍返しを決めることがなかなか難しいことはもちろん、うまくやり
返すことができても、後に残るのは通常「遺恨」となり、長い目で
見るとリスクが残る場合が多いです。

 ではやはり泣き寝入りするしかないのか…となるのですが、
個人的にそういう思いをした場合「こういうやつはワニに食われ
て死ぬ!」と思うことにしております。

 自分自身は真っ当に生きているのに、他人から不快な思いを
させられたり、被害を受けたりする可能性をゼロにすることは
できません。
 しかし、他人を不快にさせたり、害を与えたりして平然として
いる奴は、いつかその報いを受けるはずと思っています。
 また、そういう奴は当然他人からの恨みを蓄積しているので、
誰かにやり返されることによって失脚することも実際に間々あります。

 ではなぜワニなのか。幼少期に見た「インディージョーンズ」で、
悪い奴が、ラストシーンで川に落ちてワニに食われるシーンが
ありました。その記憶が結構鮮烈に残っています。
 それ以外にもアメリカ映画はわかりやすく「悪い奴はいい死に
方をしない」という描かれ方をしています。

 リスクをとって倍返しを決めるのも痛快ですが、悪い奴はワニに
食われて死ぬ!と思って、その後を見守るのも一興かなと思います。
 というわけで、表題の「ワニリストに登録」とは「ワニ(に食われて
死ぬ人)リストに登録」という意味です。


税理士・公認会計士
大塚祐介

先手必勝

 最近、藤井二冠の活躍もあり注目されている将棋ですが、
必勝とまではいきませんが、先手の勝率が少しだけ高いの
をご存じでしょうか。
 ボードゲームで言えば、チェスは先手が完全に有利で、
上級者同士の戦いでは後手はまず引き分けを狙いにいく
そうです。
 ちょっと別ジャンルになりますが競馬なんかも基本的には
先行する馬が有利で、人気を背負った有力馬が後方から
行くのは腹を括る形になります。
 何が言いたいかと申しますと、世の中基本的に先手必勝
先行有利である、ということです。後手に回っていいこと
なんてほとんどありません。

 経営の世界でも「先行者利益」なんて言葉があります。
ある業界でいわゆる業界初の地位を得れば、当然ですが
競合にまねされるまでの間は独占的な地位を生かして、
ノウハウ面や価格面などで優位に立つことができます。

 経営という大きなくくりではなく、ひとつひとつの業務の
進め方をとっても、お客様(や上司)のオーダーを素早く、
できれば言われる前に対応していけば、信頼が厚くなり、
円滑に業務を進められます。

 逆に、進捗状況を確認されたりすることが常態化してし
まうと、いわゆる「後手に回る」形となりスンナリいきません。
痛くもない腹を探られたり、当たり前のことに説明を求められ
たりしてしまいます。
 わかってるんだけどスピード感が欲しい、という方は、
(自分の中での)完成度を8割にして、3日早く確認してみる
という手をオススメします。
 万一認識のずれがあったりしても軌道修正する時間も
取れますし、意外と使えますよ。
 実はこれも、昔の上司に言われた「君の100%なんて
たかが知れている、締め切りより少し前に持ってきなさい」
という言葉に基づいています。

税理士・公認会計士
大塚祐介

賭ける方、賭けられる方

 経営とは◎◎である。人生とは◎◎である。◎◎に入る共通の言葉は何でしょうか。
色々と考えられますが、今回、小職はあえて「賭け」という言葉を入れてみたいと 思います。

 自分主体に見た時、上記の意味の「賭け」において、まずは「賭ける側」と言えるで しょう。
この場合、賭けに勝つために研鑽や情報収集など最大限の努力をし、なお かつ少しの運
を得られれば、賭けに勝てることになります。
(もちろん、頑張ったから と言って必ず勝てるとは限りませんが・・・)

 ここで本日申し上げたいのは、もう一歩進めて、経営や人生には「賭けられる側」 の側面
もあるのではないか、という事です。
 経営であれば取引先や従業員や株主、人生であれば親や配偶者を始めとした自分に
期待してくれている人々、こういった方々は、ある意味では自分に賭けてくれているのです。

 むしろ、他の誰かから自分に賭けてもらえるようにならなければ、大きく は成功できないのです。
(これは経営者でなくても職場の上司などとの関係性でも同 じことですが)

  では、賭けてもらうにはどうすればよいのでしょうか。 これは、実は状況により様々
なのですが、「誠実さ」「信頼感」「安定感」「意外性」 「面白さ」「ワクワク感」など、
関係者が期待する要素を満たし続けることがそれにつ ながるのでは、と思います。
賭ける理由も人それぞれですから・・・。

 そんなん当たり前やん、と仰られるかもしれませんが、相手が自分に何を期待して
いるのか、きちんと把握できていないことも結構あると思いますので、一度見つめ直 して
みるのも良いかもしれません。

公認会計士・税理士
大塚祐介

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