名物にうまいものなし、はなぜか

その地方地方の「ローカルグルメ」を「名物にうまいものなし」
なんて言いますが、はっきりした理由があります。

例えば、「博多名物」辛子明太子、「大阪名物」お好み焼き、
だからといって、うまくない、という人はあまりいません。

でも、辛子明太子やお好み焼きって、博多名物や大阪名物
どころか、はるか昔から「全国区」ですよね。

なので、厳しい言い方をすれば、その地方のローカルグルメの
域を出ないうちは、所詮、その程度の味(失礼)なのです。

ローカルタレント、ご当地○○、なんてのに、大したものが
ないのも、同じ理屈です。

最初はローカル、ご当地限定でも、本当に実力や人気のある
ものは、そのうち全国区になっていくのです。

食べ物以外なら、大泉洋とか、クマモンとかもしかりです。


さて、前振りが長くなりましたが、私が本当に言いたいのは、
ビジネススキームの取捨も通ずるものがある、ということです。

例えば「節税にこんな秘策があります」とか「これで他社に
比べてめちゃ儲かります」なんて、よくわからない人たちが
喧伝してきますが、私から言わせれば、本当に良いスキーム
ならば、既にもっと全国区で流行っているはずなのです。

全てがそうとまでは言いませんが、ほとんどの場合、非常に
厳しい特定の条件が揃わないと使えない、中長期でのリスク
がある、法律上グレーである、等何らかの理由で、全国区に
ならない(なれない)のです。

本当にそんなに「うまい」のであれば、こっそり持ってこな
くても、既にうまいので有名なはずじゃないですか、それな
らきちんとお金を払って食べてあげますよ、ってことです。

各種スキームの有効性判断には、どれくらい世間に浸透して
いるか、ということも一つの材料になると思います。


税理士・公認会計士
大塚祐介

資産家GO

先日、とある蕎麦屋さんに家内と食事に行きました。

閑静な住宅街の一角にあるそのお店は、自宅の一部
を改装した、いわゆる家族経営のお店でした。

店内の壁には海外旅行の写真が所せましと貼られて
います。が、よく見ると、日付が2016年のもの
が二か所(1月、4月)も。その他の写真も最近と
いうか、結構なペースで海外へ行っておられる様子。

フーン、旅行好きの店主なんだな。
くらいに最初は思ってたんですが、、、

職業柄、飲食店に入ると「なりたつ」のか計算して
しまうのですが、このお店、確かにおいしいものの、
異常に混んでいる訳でも、特に高い訳でもない。

しかも、土日の昼間しか営業していない。。。
さらに、副業ではないとのこと。
これは・・・


ピピピピピピピピピピ!!
ピー!!!

ここで、資産家スカウターが激しく反応しました。

これは・・・資産家だな。
しかも、現金相続系。

資産家は資産種類から以下の分類がありますが、
◆不動産系(いわゆる地主)
◆株系(いわゆる経営者)
◆現金系(いわゆる相続長者)

今回は可処分現金の多さから、現金系とみました。
地主さんや企業オーナーは、イメージ程手元現金
は多くお持ちでないですので。

ポケモンや妖怪だけでなく、資産家も探してみる
と、結構いらっしゃるもんだなと思いました。

公認会計士・税理士
大塚祐介

さようならシャープ

嫁から「シャープって今どうなってんの?」と聞かれたので、
こう答えました。


昔々、大阪は西田辺にシャープ子という姫が住んでおりました。
シャープ子は浪費がたたり、生活が立ち行かなくなったので、
結婚することにしました。

シャープ子は液晶作りが特技だったので、台湾から来たホン君、
東京から来た機構君の二人が求婚を申し入れてくれました。

シャープ子(持参金はホン君が7,000億円、機構君が
3,000億円か・・・話にならないわね)

シャープ子「ホン君、結婚して!!」

いよいよ結婚式の前日、腐っても大和撫子のシャープ子は、
あることを決意します。

シャープ子(このまま隠し事をしたまま結婚するのは・・・)

シャープ子「ホン君・・・」

ホン「なんだい?もう僕たちは夫婦みたいなものじゃないか」

シャープ子「今まで隠してたんだけど、本当は私、借金が
3,000億円くらいありそうなの。ぶっちゃけ自分でも
いくらになるかよくわからないの」

ホン「ちょっと時間を貰えるかな(ニッコリ)」


つづく。

いや、ひょっとしたらおわりかもしれない。

前向き思考のススメ

今年も残すところあとわずか。
皆様、今年は良い年でしたでしょうか。

一年を振り返って良い年だったととらえるか、
そうでなかったととらえるか。

それなりの絶対評価(収入面とか)はあるにせよ、
最終的には個人の感じ方に左右されると思います。

どれだけ稼いでも満たされない人もいるし、苦難の道を
歩まれながらも充実感の中にある人もいるからです。

ここで、自慢ではないですが、、、
ワタクシ大塚、かなり前向きなタイプです。

というのも、きっついことがあったとしても、

◆仕事で苦労した⇒貴重な経験を得て成長できた
◆金銭的に苦しかった⇒金銭感覚をまともに戻せた
◆人間関係で苦労した⇒また一歩まともな大人になった

などと、脳内変換してしまうからです。

なので、大人になって今まで「悪かった年」というのは、
正直それほどありませんでした。

とは言うものの、どうしても総括すると今年はダメだった、
という場合には、便利な言葉があります。

「厄払い」です。

もうこんなひどい年はしばらくないだろう、
「厄払いができた」と思ってしまえばよいのです。


個人的には、今年は大変ながらもまずまず良い年でした。
正直、ストレスが強烈な時期もありましたが…。

貴重な経験を多数積み、また一歩まともな大人に
近づくことができたからです。

そう思って一年を締めくくり、新たな一年を迎える方が、
楽しいし、頑張れると思うんですよね。

皆様も、前向き思考で来年も良い年に致しましょう!


税理士・公認会計士
大塚祐介

法律の前に常識がある

タワーマンション節税策に国税庁が監視強化、
という記事が出ていました。

個人的には「やはりきたか」という感想でした。

なんのこっちゃ、という方に端折った説明をすると、
相続税というのは、亡くなった時点での資産額に
課税されるのですが、タワーマンション節税は、
この「資産」の「評価方法」をうまく使った
(逆手に取った?)節税策なのです。

例えば、1億円の預金が相続財産だったとしたら、
預金はもちろんその金額そのまま(=1億円)で
「評価」されますので1億円が課税対象となります。
(基礎控除等の話は省略)

一方で、この1億円を元手に、相続前にタワーマン
ションの高層階などを購入し、いざ相続を迎えると、
あら不思議、相続税法上の評価計算上、その「評価」
は6000万円とかになるのです。

で、相続後にまた1億円で売却すれば、預金のまま
で相続を迎えた場合に比べて、差額の4000万円
にかかるはずだった相続税が節税できる、と。

おいおい、そんなマジックみたいな話があるんかい、
という感じですが、基礎控除の引き下げによる増税と、
現時点では明確に規制がなかったことを受けた業者
の熱烈な煽り等を受け、結構流行ってました。

最初は静観していた国税庁も、あまりの流行ぶりに
流石に黙っていられなくなり、程々にしとかないと
シバきます(追徴)よ、となったわけです。


ちなみに、小職自身はお客様からのこの節税策への
問い合わせには、「悪いこと言わないからやめといて
ください」とお答えしていました。

国税に対して強気とか弱気とかいう次元の話ではなく、
誰が見ても不思議というか、ほんとにそんなうまい話
があっていいのか、という話は、法律的にOKかどう
かという以前に、常識論でNG判断をすべきなのです。

あくまで税務の話でですが、こういった常識に照ら
して明らかに問題のある節税手法は、今は法律的に
OKだからといって、実際に相続が発生する未来の
時点でもOKのまま、という保証はなく、むしろ
後追いで規制される可能性が高いのです。

今回の規制強化は税法の話でしたが、税法に限らず、
法律にこう書いてあるから、というのも重要なので
すが、それ以前に常識判断が重要だと思っています。


税理士・公認会計士
大塚祐介

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