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なくなる仕事、なくならない仕事

最近、人工知能の発達が目覚ましく、それに伴って○年後になくなる職業ランキングといったウェブ記事が多いですね。
税理士や会計士もしっかり上位でした(笑)
確かに、税金計算するだけなら、そういう扱いも致し方なしかなとは思いますが、税理士や会計士の本当の価値は、
数字面から会社の状況をチェックし、適切な方向に「導く」ことだと思っています。
この「導く」というのは、偉そうに講釈垂れることではなく、あえて言えば、子供でも分かる言葉で「対話」し、
自ら判断して頂けるように理解してもらう、ということだと思います。
なので、最近この仕事をしていると、たまに自分がお坊さんになった気分になることがあります(笑)

 社長「先生、利益が出すぎました!何か良い節税ありませんか?」
 大塚「素晴らしいですね、社長。ただ、会社を今よりもっと大きくされたいですか?」
 社長「もちろんじゃないですか!」
 大塚「会社の税金は色々な手を使えばゼロにできますので、もちろん惜しみなくお伝えしますが、税引後に残る
利益の蓄積の無い会社は絶対に大きくなれませんよ。もし社長が銀行員なら自己資本1千万円の会社に1億円貸しませんよね?」
 社長「むむっ、確かに・・・じゃあ節税したらダメですか?」
 大塚「会社を守るためにある程度の節税は当然必要ですが、まず何年後にどれくらいの会社になりたいか、そのために毎年どれくらいの利益の蓄積が必要か、そこから考えないといけないんじゃないですか?」
 社長「なるほど。検討してみます。」

さて、今回小職が申し上げたかったのは、仕事として消えていくかどうかは、その付加価値による、ということです。
文系仕事の根本的付加価値は「導き」、そしてその前提となる「対話(=コミュニケーション)」だと思います。

人間並みに対話が出来て、導いてくれるAIが出てきたらどうするのかって?
大丈夫、そのころには人間は働かなくて良くなってますよ(笑)

公認会計士・税理士
大塚祐介

プロ意識を持つ

私事で誠に恐縮ですが、先日、家内が会話の中で、「奥様方の中には子供を小学校に送った後に出勤されている人も沢山いる、二人目がいるとはいえ、専業主婦である自分は、やや引け目を感じる」という趣旨の事を言っていました。

身内をヨイショする気はありませんが、専業主婦も、年中無休で日本語の通じない子供相手に頑張っていると思います。少なくとも私は出勤の方が楽です。

要は、専業主婦だろうが、ワーキングマザーであろうが、「目の前の仕事(子育て)にプロ意識を持って取り組んでいる」のであれば、どちらが偉いとか偉くないとかではない、と思うのです。

我々専門家はもちろん、サラリーマンでも、キャバクラのオネーチャンでも、掃除のオバサンでも、プロ意識を持って取り組んでいる人が偉いのです。

逆に、例え大きなお金を稼いでいても、自らの不摂生で故障してしまうスポーツ選手や、清純さが売りのアイドルが異性スキャンダルを出してしまったり、なんてのはプロ意識がみじんも感じられません。

では、プロ意識って何、という話ですが、あくまで私見ですが、「その道に求められる結果をより良くするため、不断の努力を続ける向上心」だと思います。

そんなことわかっとるわいと仰るなかれ◆何が結果として求められているのか、◆結果を良くするための正しい努力とは何か、についてきちんと認識できている人は意外に少ないです。まして、それを続けられている人となったら・・・

生活できるレベルの仕事をしている、またはそういう人を支えているなら、あなたも何かのプロであるはずです。自分がプロ意識を持って日々の仕事に向き合えているか、時々考えてみるのもいいかもしれません。(自戒も込めて)

公認会計士・税理士
大塚祐介

公認会計士のはしくれとしてひとこと

一連の東芝の決算発表と、付随する監査意見の有無

をめぐるやり取りについては、公認会計士監査制度

の存在意義を問われている局面だと思う。




このまま東芝がすぐにでも上場廃止にならなければ、

監査意見=公認会計士監査制度など全く以て無用の

長物である、と世間に烙印を押されても仕方がない。




最終的に監査意見にしか存在意義が見いだせないの

が監査法人に所属する大多数の公認会計士達である。




監査法人に所属する公認会計士達、そしてそれらの

代表者たる公認会計士協会は、その唯一の存在意義

を「公然と蔑ろにされている」事にもっと危機感を

持って具体的な行動(監査意見を得られない企業は

即上場廃止が相当である旨の公式声明の発表等)を

起こすべきだ。




東芝は大きすぎて上場廃止にできない特殊な事例だ、

というなら、会計監査なんて本当にやめてしまえば

いいと思う。そんな会計監査、誰も信頼しないから。




独立性の精神はどこにいった?昼食を監査対象企業

と共にしないのが独立性だと思っているなら本当に

おめでたいことだ。




昔から緩んだ業界だったが、今回は本当にやばいで。







以上、外野自由席からお届けしました。











<東芝>株主総会に決算報告出せず 来月28日開催
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00000056-mai-bus_all

鞄の買い替えと仕事の関係

私事ですが、年明けから、ビジネスバッグを買い替えました。

最初は、傷んでしまったお気に入りの鞄と全く同じ物を買おう
と思っていたのですが、デザインが微妙に変わっており、ちょ
っとしっくりこなかったところに、見た目が「シュッとした」
鞄があったので、というくらいの動機でした。

従来は結構大きな鞄で、パソコンの他、様々な資料がファイル
ごと数冊単位で入れられるようなものでした。

それを、今年からいわゆるブリーフケースに近いものに替え、
パソコンの他はわずかな打ち合わせ資料くらいしか入らない物
にしてしまいました。

当然ですがたちまち、従来の鞄に入っていたものが入りません。
年末の仕事納めのさなかに、鞄をひっくり返して、優先順位の
低い物を徹底的にそぎ落としていきました。

するとどうでしょう。必要な物は大体入ってしまったのです。

使用開始から一か月、「あ~、あれが入っていたはずだったのに」
というのも、当然たまにはありますが、それほど大きな不便は
感じません。逆に、鞄が軽くなって、見た目も良くなりました。


前振りが長くなりましたが、仕事も同じことだと思っています、
というのが今日、本当に言いたいことです。

従来何となく当たり前にこなしていた仕事が、本当に時間的・
コスト的に追い詰められたりした場合に、従来のやり方を見直
して、必要ない物、優先順位が低い物をそぎ落とさざるを得な
くなることってありますよね。

そういった場合に、無駄な物にかけていた時間って結構たくさ
んあったんやなあ、しかもこれを省いても全然問題ないやん、
むしろかけるべきところに時間をかけたから、逆にクオリティ
上がってるやん、と驚きます。

仕事の設計には余裕があった方が良いことは間違いありませんが、
こういった改善が生まれる可能性もありますので、たまには
追い詰められてみるのも悪くないのでは、と思います。


税理士・公認会計士
大塚祐介

名物にうまいものなし、はなぜか

その地方地方の「ローカルグルメ」を「名物にうまいものなし」
なんて言いますが、はっきりした理由があります。

例えば、「博多名物」辛子明太子、「大阪名物」お好み焼き、
だからといって、うまくない、という人はあまりいません。

でも、辛子明太子やお好み焼きって、博多名物や大阪名物
どころか、はるか昔から「全国区」ですよね。

なので、厳しい言い方をすれば、その地方のローカルグルメの
域を出ないうちは、所詮、その程度の味(失礼)なのです。

ローカルタレント、ご当地○○、なんてのに、大したものが
ないのも、同じ理屈です。

最初はローカル、ご当地限定でも、本当に実力や人気のある
ものは、そのうち全国区になっていくのです。

食べ物以外なら、大泉洋とか、クマモンとかもしかりです。


さて、前振りが長くなりましたが、私が本当に言いたいのは、
ビジネススキームの取捨も通ずるものがある、ということです。

例えば「節税にこんな秘策があります」とか「これで他社に
比べてめちゃ儲かります」なんて、よくわからない人たちが
喧伝してきますが、私から言わせれば、本当に良いスキーム
ならば、既にもっと全国区で流行っているはずなのです。

全てがそうとまでは言いませんが、ほとんどの場合、非常に
厳しい特定の条件が揃わないと使えない、中長期でのリスク
がある、法律上グレーである、等何らかの理由で、全国区に
ならない(なれない)のです。

本当にそんなに「うまい」のであれば、こっそり持ってこな
くても、既にうまいので有名なはずじゃないですか、それな
らきちんとお金を払って食べてあげますよ、ってことです。

各種スキームの有効性判断には、どれくらい世間に浸透して
いるか、ということも一つの材料になると思います。


税理士・公認会計士
大塚祐介

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