先日、選挙後に美容室で義理の弟(美容師,50歳)と話していた時のことです。
義弟「最近の若い人たちは自民党に入れるらしいってTVで言うてたわ」
大塚「えっ、なんでですか。現状に不満ありそうなのに」
義弟「そやねん。でも、彼らは今まで一度もいい時代を経験してないから」
大塚「まあ僕ら世代(80年代生まれ)もそない変わりませんけどね」
義弟「逆に変に変えて、現状よりも悪くなるのだけは避けたいらしいわ」
大塚「マジっすか。若いのにどんだけ保守的なんですか」
まず申し上げておきますと、別に自民党を支持するのがいけないとは思って
おりません。野党もアレですから。
ただ、どうにも見通しがよくない世の中で、安定が欲しいとは
いえ、若い世代がここまで現状維持に重きを置くというのは、
国としてもうダメなところまで来ている可能性がありますね。
しばらく前から就職先や結婚相手に希望する職種の1位が
「公務員」で、ずっこけそうになっていたのですが、これが「つ
ぶれない」「クビにならない」だから「安心」というのが理由だと
したら、若者が希望を持てない社会にした大人の責任は重大です。
真の安定とは、安定的な職についたり、現状維持を目指す
ことではなく、「変化への対応力をつけること」です。すなわち、
何が起こっても、社会がどう変化しようと、生き残っていける力
を身に着けることが、真の安定をもたらすのです。
逆説的ですが、その力を身に着けるためには、リスクを取ら
なければならない局面もあるでしょう。ここで若者がリスクを
取らずにどうするのかと。
やり直せることと体力が若者のアドバンテージなのですから。
おっさんになるとよくわかります。
このまま現在の若者世代が「守り」に入る年齢になってしま
うと、日本の将来は本当に厳しいものになるでしょう。(もう
なっている?!)
税理士・公認会計士
大塚祐介
スポンサーサイト
コメントの投稿