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耳が聞こえない人が作った音楽だからもてはやすの?

ここのところ世間を騒がしている(やや古い?)、
佐村河内氏の件ですが、ずっと違和感があります。


それは、非常に根本的なところなのですが、
耳が聞こえない人が作った音楽だから取り上げるのか?
美談だからもてはやすのか?というところです。

本当に心の底から自分がいいと思う音楽なんだったら、
別に誰がつくった音楽でもええですやん、そないボロカス
叩かんでもよろしいですやん、と思うわけです。

このアイドルむっちゃかわいいわ~、ほれてまうわ~
とかいってて、実はむさくるしい中年のオッサンが
奇跡のテクニックで整形&女装してた、とかだったら、
びっくりしますけど、それはそれでよろしいですやん。

お客さんを「乗せる」のにも、それこそコストが
かかっているのですから。

少し前に食品偽装問題がありましたが、こちらも根底は
同じなのではないかと思います。

確かに偽装は倫理上許されるものではないのですが、
産地とかブランドだけによって選ぶの?おいしいと
思って、価格も納得してたらそれはそれでいいん
じゃないの?と思ってしまうわけです。


いやいや、俺は別に騙されてないけど、こういう不埒な輩が
人を欺いて私腹を肥やしていることが許せんのじゃ~!
という義憤で批判している人も多くいらっしゃるでしょう。

しかし、「騙されるのは、騙される方も悪い」のです。
一言でいえば、「眼力が無かった」のです。

義憤があってもなくても、本当の実力がないものは、
音楽家であろうと、飲食店であろうと、自然に淘汰されて
いくものですから、心配はいりません。

全財産を奪われるような詐欺に引っかかったら大問題ですが、
高々CDや食事代くらいで大騒ぎするのは、「自分の選択基準
は浅薄なものです!」と声高に叫ぶようなものです。

「いや~、まんまと一杯食わされた!目の肥えたこの俺を
騙すとは、騙したあんたも中々やるねぇ!これは勉強代と
思っとくから取っときな!」

と言えるような大物になりたいもんです。



税理士・公認会計士
大塚祐介
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