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TOEIC報奨金制度は社員向けではない?

ソフトバンク TOEIC 900点以上 100万円の報奨金
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130112/bsj1301120500000-n1.htm


英語力で報奨金、わかりやすくて、いいと思います。
これくらいわかりやすいメッセージを出さないと、伝わりませんからね。
社員さんに・・・いえいえ、違うと思います。

社員さんはただでさえ日常業務で忙しいのに、TOEIC900点って、
準ネイティブレベルですよ。睡眠時間なくなっちゃうと思います。

また、働きながらTOEICを900点に引き上げられる根性と能力があれば
100万円以上年収がアップする転職も楽勝でできるでしょう。

もう一つ言えば、ソフトバンクは現状では国内の通信会社であり、
海外事業は現地企業を買収する形での進出を行っているため、高度な
英語スキルを持つ人材が今すぐ大量に必要な状態ではないはずです。

ですので、正直言って、既存の社員さんがこの制度の恩典を受ける
ような場面は、あまり想定されていないのではないかと思います。



では、この制度は誰向けのメッセージなのか。


これには「うちは本気でグローバルカンパニーを目指してます」
という社外への意思表示の狙いもあるとみます。ここでいう社外には、
まずは投資家、そして潜在的な就職志望者が含まれます。

投資家には「今後も継続的かつ、本気でグローバルを攻めていくので、
うちの株を応援してね」というメッセージを送っていると思われます。

また、今回の真の狙いかと思いますが、潜在的就職志望者には「うちは
今後本気でグローバル市場を狙い、英語ができる人材を優遇するから、
ぜひうちに来てくれ」というメッセージを送っていると思われます。


そもそも、一企業のひとつの人事考課制度がニュースになる、
という時点で裏の意図を感じざるをえませんよね。
しかも、類似の制度がある会社は山ほどある中で、です。
こうして話題にされている時点で、先方の思うツボなのでしょう。

楽天が社内公用語を英語にするといったときも、随分と周囲から
叩かれてましたが、あれもわかりやすくてよかったと思いますよ。
話題にもなりましたしね。大成功なんではないでしょうか。

球団を持っているようなネット企業さんが発信するメッセージは、
いつもほんとに巧みだなあと感心しきりであります。


かくいう私は、英語業務は多くなく、ドメスティックな感じですが、
英語は手段であると割り切って(笑)、語学力以外の部分で、
なんとか差別化していこうと思っております。


税理士・公認会計士
大塚祐介
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