全員にウケなくてもいいんです

大塚家具の件、株主総会でようやく決着がつきましたね。
総合的には何となく、お父様に分の悪さを感じますが、
今更どちらが、といっても仕方ないでしょうね。

さて、お家騒動の分析に関しては他にお任せするとして、
本件、個人的には「全員にウケようとしないこと」の
重要性を感じました。視点は現社長にあります。

経営者とは、そもそも相反する要求を満たすこと(売上の
拡大とコストの削減)や、違う意見を持った者の集まり
(従業員、株主)を束ねることを求められる職業です。

こういった局面で、関係者の信頼を得るために最も重要
となるのは良くも悪くも「ブレない」ことです。

どのような状況であれ、必ず自分の方針に合わない人が
出てきます。その際に、出来れば、争わずに自分の方針
を受け入れてほしい。これは誰しも素直に思うところです。
しかし、現実はそうもいきません。

考えを通すためには、いくつかの選択肢が考えられます。
1.自分の考えを修正する
2.相手を説得する
3.相手を排除する

まず「ブレない」には1.の選択肢は容易には選べません。
もちろん、考えが甘い場合は素直に認めるべきですが、
これを頻繁にし続けると、長期的には信頼も失います。

次いで2.3.の二択となりますが、比較的簡単なのは
3.です。しかし、そればかりでは遠からず「暴君」
「ワンマン」のレッテルを貼られることでしょう。

やはり2.が王道なのですが、残念ながら、どれだけ
言ってもわかってくれない人はわかってくれません。
自分以外の皆が支持しているから腹が立つので反対する、
といったしょうもない人もいますから間違いありません。

では、その場合、どう考えるか。
それは、「全員にウケようとしない」ことです。

本当に自分の考えが考え抜かれたものであれば、たとえ
対立する者がいたとしても、最終的には支持されます。

その場合、下手に全員にウケようとすれば、折角の良い
考えがダメになってしまうこともあり得ます。

名経営者の方はこういった経験を多数積まれて、自然と
皆がついてくるような形になっているのだと思います。

経営のような大層な局面でなくても、何事についても、
自信を持てる程、しっかりと考え抜かれた自分の考えを
持てば、全員にウケなくても、良いと思うのです。


税理士・公認会計士
大塚祐介
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