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大型犬の気持ちで

 以前、仕事に関するストレスの処し方について記事を書きましたが、今回は仕事以外の部分(私生活)に関してのストレスの処し方をお話します。

 本来ここは経営コラムなのですが、経営や仕事に私生活のストレス(自身の家庭問題や体調、人付き合い等)を持ち込んでいる人が少なからず見受けられます。
 私生活のストレスを仕事に影響させるのは本来「甘い」のですが、とはいえ、仕事と私生活を全くリンクさせないのも難しいことで、実際には私生活のストレスマネジメントの巧拙は仕事や経営のパフォーマンスに直結します。
 私生活のストレスマネジメントは大きく、「発散」と「考え方」でそれ自体は仕事のストレスマネジメントと大きくは変わりません。
 とはいえ、「発散」はともかく、「考え方」については、私生活は仕事のように成長や顧客はなく、逃げられるわけでもないので、どう考えるか、というところです。
 そういった場合に、小職のお勧めの方法は「自分は(まだ)恵まれている」「もっと悲惨な人もいる」と認識することです。(良いか悪いかは別として)
 普通に仕事ができて生活できている、一時的に体調が悪い時があっても五体満足で何とか生きている、ミサイルが飛んでこないだけマシじゃないですか。

 では、ストレスの最大となる原因となるような人間関係に対してはどうするのか、という最も難しい問いには「大型犬の気持ちになりましょう」と回答しておきます。
 犬はどちらかといえば大きな犬ほど穏やかで落ち着きがあり、小型犬ほどよく吠えます。要は、自分に自信のない人(=小型犬)が嚙みついてくるのです。自分の方が大きいのだ、と思っていれば心が穏やかになります。
 本当に素晴らしい経営者の方々と接していると、もちろん緊張感はあるものの、それはストレスではなく勉強になることばかりです。また、そういった方々に限って、仕事以外の局面でも、小職のような若造にきちんと接して頂き、いつかその境地に至りたいものだと思っています。

税理士・公認会計士
大塚祐介
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よく考えることに価値がある

 しかし、最近の子はすごいですね。長女と話していると、
学校から配布されたPCで、授業中はyoutubeが観られない
ように設定されているのを「かいくぐって」観られるようにする
方法を編み出してみんなに教えている、などと言っていて、
いけないことだがそういうことに「頭を使う」のは悪くないな、
と思いました。

 一昔前ならいざ知らず、ネット全盛の昨今、意味が分から
ないことや知らないことがあっても、検索すればすぐに一定
の知識が得られます。つまり、「知っている」ことは大きな
アドバンテージにはならない時代です。

 それよりも、その知識をどう生かすか、もっと言えば、自分
にとって今何が必要な知識なのか、ということにたどり着ける
ことの方がより価値があります。それは、ネット検索では
たどり着けないからです。
 では、どうやってそこにたどり着くか。まずは自分でよく
考えるしかありません。
 個人的に、よく考えるために大事にしていることがひとつ
あります。それは「なぜ・どうして」というところです。現状
に問題があるから解決・改善したい、では問題が生じている
原因は何なのか。そこを突き詰めて考えるようにしています。

 至極当たり前のことを言っているようですが、とても大切で
あり、なおかつ難しいことです。なぜなら、何が問題かが自分
だけでは明確するところまでたどり着けないような各種専門
分野がこの世界には多く存在することと、大抵の場合、
そこまでじっくりと考えている時間的な余裕がないからです。

 税務・会計面ではお客様がそのような状況になってしまった
場合に、お客様と一緒によく考え、問題解決の助けとなる
専門家でありたいと思っています。

税理士・公認会計士
大塚祐介

ストレスマネジメント

 生きていればなにかとストレスを感じざるを得ませんが、
経営者だったりプロフェッショナルだったりすると、一般人
よりも大きなストレスにさらされがちです。
 ストレスは完全にゼロにはできないので、どう処するか
が重要です。経営者やプロの方々でも上位の人達は、
ストレスマネジメントもお上手な印象があります。

 飲酒や喫煙もいいですが、人と話すことやスポーツなん
てのも健康的でいいですね。ジャンルを問わず、没頭できる
趣味があるとなお良いでしょう。
 でも、実は、ストレス解消には大抵の場合お金がかかるん
ですね。そのお金を稼ぐためにストレスを感じて仕事をしなけ
ればいけない、となってしまうと無限ループです。

 なので、仕事に関してはできるだけストレスを感じないような
考え方をする、というのが良いと思っています。
個人的なお勧めを3つ、紹介します。

①仕事を通じて成長を目指すこと。
⇒目的が見えないからストレスになります。どんな仕事からでも
学べることはあり、同じ仕事をより早く、高いクオリティで遂行で
きるようになれたら、より付加価値の高い仕事を任せられ、
きっと給与があがります。

②きっと誰かが見てくれていると思うこと。
⇒誰からも報われない、評価されていないと思うからストレスに
なります。お客様がいない仕事はなく、きっとお客様は見ていな
いようで見てくれています。

③負けを認めて逃げてもええと思うこと。
⇒できないことをできなければいけないからストレスになります。
自分の限界を認めることは次の成長への第一歩。とはいえ、
これが意外と難しいのですが。

こんなことばかり書くとブラック企業の経営者みたいになってきた
ので、今日はこれくらいにしておきます(笑)

税理士・公認会計士
大塚祐介

真の安定とは

先日、選挙後に美容室で義理の弟(美容師,50歳)と話していた時のことです。

義弟「最近の若い人たちは自民党に入れるらしいってTVで言うてたわ」
大塚「えっ、なんでですか。現状に不満ありそうなのに」
義弟「そやねん。でも、彼らは今まで一度もいい時代を経験してないから」
大塚「まあ僕ら世代(80年代生まれ)もそない変わりませんけどね」
義弟「逆に変に変えて、現状よりも悪くなるのだけは避けたいらしいわ」
大塚「マジっすか。若いのにどんだけ保守的なんですか」

 まず申し上げておきますと、別に自民党を支持するのがいけないとは思って
おりません。野党もアレですから。

 ただ、どうにも見通しがよくない世の中で、安定が欲しいとは
いえ、若い世代がここまで現状維持に重きを置くというのは、
国としてもうダメなところまで来ている可能性がありますね。
 しばらく前から就職先や結婚相手に希望する職種の1位が
「公務員」で、ずっこけそうになっていたのですが、これが「つ
ぶれない」「クビにならない」だから「安心」というのが理由だと
したら、若者が希望を持てない社会にした大人の責任は重大です。

 真の安定とは、安定的な職についたり、現状維持を目指す
ことではなく、「変化への対応力をつけること」です。すなわち、
何が起こっても、社会がどう変化しようと、生き残っていける力
を身に着けることが、真の安定をもたらすのです。

 逆説的ですが、その力を身に着けるためには、リスクを取ら
なければならない局面もあるでしょう。ここで若者がリスクを
取らずにどうするのかと。
やり直せることと体力が若者のアドバンテージなのですから。
おっさんになるとよくわかります。
 このまま現在の若者世代が「守り」に入る年齢になってしま
うと、日本の将来は本当に厳しいものになるでしょう。(もう
なっている?!)

税理士・公認会計士
大塚祐介

死なない程度にけがをする

先日、下の娘(7)と散歩していた時の事です。

下の娘は今頃「ポケモンGO」にはまりだし、炎天下の中、
ポケモンを求めて家の近所を散歩しておりました。

小職も付き添いで歩いておりましたが、ふと見ると、娘が
溝にはまって泣いておりました。

以前問題にもなったようにいわゆる「歩きスマホ」状態に
なるので、足元を見誤ったようです。幸い、擦り傷程度で
済み、その後もクッソ暑い中30分以上散歩に付き合わさ
れたのですが。

事後、本人に「転んで痛かったやろ?歩きスマホ危ない
やろ?車にひかれてたかも分からんねんで。これからは
気をつけや」と言うておきました。

監督不行届な親が偉そうにいうことではないのですが、
あまり厳重に管理したり、先回りして危険な目に全くあわ
ないようにしてしまうと、本当に危険な場面を想定できな
くなります。一方で、あまりにほったらかしだと、運が悪け
れば、いきなり重大な事故に繋がってしまう可能性もあります。

なので、あくまで自分の子への適用ですが、経験として
「死なない程度のけが」が生じうる環境におくことは重要だ
と考えています。

また、これは仕事にもつながることだと思っています。
ケガ(=失敗)しないことはもちろん望ましいのですが、
それを恐れるあまり、ガチガチに管理したりすると、本当
に危ない時の判断や、その兆候をつかむ力がつかない
と思っています。

一方で、完全に放任のままだと、死んでしまうレベルの
ケガ(=大失敗)が発生してしまう可能性があります。
ただ、そういったレベルの事故は、上席者が最低限の管
理を行うことで十分に防げると思います。

なので、弊社スタッフもあまり厳格に管理しすぎず、時には
死なない程度にけがをしながら、たくましく成長していって
ほしいと思っています。運悪く、ケガをしたときのフォロー
こそ上席の役割だと思っています。

税理士・公認会計士
大塚祐介

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